毎日の出来事をのんびり書いていきます
09/17
2011
全然涼しくならないので、秋物パジャマから夏物に逆戻りです。
早く涼しくなってくれ。まあ最近雨はよく降るけど、その分災害も多いですよね・・・。
5話目は慎吾くんです。
遼介のお話で「髪を逆立てて」とか書いてましたが、全然逆立ってないよこれ!!(すみません;)
おそらく私のオリキャラの中で一番男の子っぽい子かも。
ここしばらく「悠々人生」の更新ばっかりですみません;
あと2話で終わるので!
今度の月曜は祝日ですが、そんなの関係なくスカイプあります。
伊丹のイオンに天津が来るから見たかったのに!;先生祝日までスカイプすることないじゃない!!
ていうか最近祝日も関係なく学校あるんですよね、大学・・・(どこもそうみたいですが)。なので来週の金曜も
授業ですよ。ふふふ・・・。
しかも始まりが夕方だから帰るの夜になるよ;
そろそろ定期継続に行かねば・・・。
愚痴ってしまいましたが;続きから悠々人生5話ですー。
今日は雨が降ったり止んだり。その度に窓開け閉めするのがうっとうしいなあ;
****************
悠々人生 第5話 「神谷 慎吾」
晩メシを作るのが面倒になったので、深雪を連れて京都駅へ向かった。
「外食ばっかじゃ、栄養が偏るよ」
深雪がたしなめるように言った。お前はおれの母さんかよ。
「伊勢丹に野菜中心のバイキングあるけど、そこ行く?」
「えーやだよ。せっかくの外食なんだから、肉とか食いたい」
「そもそもさ実家が高槻なのに、なんでわざわざ四条烏丸に住んでるの。全然通える距離じゃん」
「一人暮らしのロマンみたいなもんがあったんだよな」
「その分お金もかかるのに」
「ああもう、うるせーな! いいだろ別に。バイトもしてるんだし」
そんな言い合いをしながら歩いていると、「慎吾さん?」と女の子の声が聞こえた。
「涼夏ちゃん!」
「こんばんはー。あれ、そちらは彼女さんですか?」
「慎吾知り合いの子? こんばんはー。慎吾の彼女の加賀美深雪です」
おれが言う前に、深雪はにこやかに自己紹介した。涼夏ちゃんも「高山涼夏ですー」と笑顔で言った。
「あれ、高山って苗字・・・・・・?」
「涼夏ちゃんは遼介の妹なの」
「ああ、どおりで似てると思ったー」
似てるだろうか。まあ兄妹なんだから似ていても不思議ではないけど、遼介が「陰」だとしたら涼夏ちゃんは「陽」。おとなしい遼介と違って涼夏ちゃんは昔から明るくハキハキしていたし、高校でもテニス部に入っているらしい。ツインテールに結われた黒髪が元気な涼夏ちゃんによく似合っている。
「涼夏ちゃんなんで京都にいんの?」
「週末だからお兄ちゃんと帰ろうと思ってたんですけど、お兄ちゃん太秦に行っちゃって」
「太秦?!」
なんでそんなところに。あいつ映画村にでも行ったのか?
「さっきまでるかさんといたんですよー。あ、私も宵山ご一緒することになったんで、よろしくお願いしますね」
「涼夏ちゃんも行くの?」
どうもるかちゃんに誘われたらしい。どんどん増えるな。
「わー楽しみ! 人数多い方が楽しいもんね」
「はい! それじゃ私帰りますね」
「気をつけて帰れよー」
「涼夏ちゃん、また宵山の日にねー」
涼夏ちゃんは手を振り返しながら、大阪行きのホームの方へ歩いていった。「涼夏ちゃん可愛い子だったねー」と深雪がのほほんとした調子で言った。
「さて、晩メシどうするか」
「そうだねえ。ポルタ行ってみようか」
ポルタのレストラン街は両脇にいろんな店が並んでいる。洋食も和食も喫茶もなんでもござれだ。見れば見るほど悩むが適当な店に入ることになった。結局入ったのはとんかつ屋。選んだのは深雪だ。
「・・・・・・なんでとんかつ屋?」
「お肉食べたかったんでしょ? ほんとは天ぷらでもよかったけどなんか高そうだし、ここならキャベツとか野菜もたくさんついてて健康的じゃん」
豚肉じゃなくて牛肉が食いたかったんだよ。関西で肉つったら牛だろ。ハンバーグのディスプレイがある店もいくつかあったのに。でもそんなことを言ったらまた言い合いになりそうなので黙っていた。適当にロースかつ膳を注文する。ごはん、みそ汁、キャベツはおかわり自由だそうなので、せめて腹いっぱい食って帰ってやる。
「まさかこんなに集まるとは思わなかったー」
「ああ、宵山行きのこと? これでお前の望みが叶ったってことだな」
「えへへ。みんなに感謝だね」
深雪は嬉しそうに手を組んで言った。それにしてもなんでみんな揃って行かなければならないのか。
「お前なんでわざわざ大勢で行きたいんだ? 2人の方が気楽なのに」
「気楽とかそういう問題じゃなくて、大勢で行かないと『青春気分』が出ないでしょ?」
「青春気分?!」
そんなもん高校時代十分満喫した。聞けば深雪は女子高に行ってたらしい。男女グループの楽しさを味わいたいのだという。ほんとに訳分からねえ奴だ。
ロースかつ膳が2つ運ばれてきた。
「外食ばっかじゃ、栄養が偏るよ」
深雪がたしなめるように言った。お前はおれの母さんかよ。
「伊勢丹に野菜中心のバイキングあるけど、そこ行く?」
「えーやだよ。せっかくの外食なんだから、肉とか食いたい」
「そもそもさ実家が高槻なのに、なんでわざわざ四条烏丸に住んでるの。全然通える距離じゃん」
「一人暮らしのロマンみたいなもんがあったんだよな」
「その分お金もかかるのに」
「ああもう、うるせーな! いいだろ別に。バイトもしてるんだし」
そんな言い合いをしながら歩いていると、「慎吾さん?」と女の子の声が聞こえた。
「涼夏ちゃん!」
「こんばんはー。あれ、そちらは彼女さんですか?」
「慎吾知り合いの子? こんばんはー。慎吾の彼女の加賀美深雪です」
おれが言う前に、深雪はにこやかに自己紹介した。涼夏ちゃんも「高山涼夏ですー」と笑顔で言った。
「あれ、高山って苗字・・・・・・?」
「涼夏ちゃんは遼介の妹なの」
「ああ、どおりで似てると思ったー」
似てるだろうか。まあ兄妹なんだから似ていても不思議ではないけど、遼介が「陰」だとしたら涼夏ちゃんは「陽」。おとなしい遼介と違って涼夏ちゃんは昔から明るくハキハキしていたし、高校でもテニス部に入っているらしい。ツインテールに結われた黒髪が元気な涼夏ちゃんによく似合っている。
「涼夏ちゃんなんで京都にいんの?」
「週末だからお兄ちゃんと帰ろうと思ってたんですけど、お兄ちゃん太秦に行っちゃって」
「太秦?!」
なんでそんなところに。あいつ映画村にでも行ったのか?
「さっきまでるかさんといたんですよー。あ、私も宵山ご一緒することになったんで、よろしくお願いしますね」
「涼夏ちゃんも行くの?」
どうもるかちゃんに誘われたらしい。どんどん増えるな。
「わー楽しみ! 人数多い方が楽しいもんね」
「はい! それじゃ私帰りますね」
「気をつけて帰れよー」
「涼夏ちゃん、また宵山の日にねー」
涼夏ちゃんは手を振り返しながら、大阪行きのホームの方へ歩いていった。「涼夏ちゃん可愛い子だったねー」と深雪がのほほんとした調子で言った。
「さて、晩メシどうするか」
「そうだねえ。ポルタ行ってみようか」
ポルタのレストラン街は両脇にいろんな店が並んでいる。洋食も和食も喫茶もなんでもござれだ。見れば見るほど悩むが適当な店に入ることになった。結局入ったのはとんかつ屋。選んだのは深雪だ。
「・・・・・・なんでとんかつ屋?」
「お肉食べたかったんでしょ? ほんとは天ぷらでもよかったけどなんか高そうだし、ここならキャベツとか野菜もたくさんついてて健康的じゃん」
豚肉じゃなくて牛肉が食いたかったんだよ。関西で肉つったら牛だろ。ハンバーグのディスプレイがある店もいくつかあったのに。でもそんなことを言ったらまた言い合いになりそうなので黙っていた。適当にロースかつ膳を注文する。ごはん、みそ汁、キャベツはおかわり自由だそうなので、せめて腹いっぱい食って帰ってやる。
「まさかこんなに集まるとは思わなかったー」
「ああ、宵山行きのこと? これでお前の望みが叶ったってことだな」
「えへへ。みんなに感謝だね」
深雪は嬉しそうに手を組んで言った。それにしてもなんでみんな揃って行かなければならないのか。
「お前なんでわざわざ大勢で行きたいんだ? 2人の方が気楽なのに」
「気楽とかそういう問題じゃなくて、大勢で行かないと『青春気分』が出ないでしょ?」
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