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毎日の出来事をのんびり書いていきます

今週ほんとに寒かったですね!
お腹はほぼ治ったと思いますが、今度は喉を痛めてしまいました;母も父にうつされて風邪気味で。
今のところ健康体なのは父と犬だけ(笑)

今回は前回のブラックベリーの林を意識して描きました。
ブラックベリーを画面いっぱいに描こうと思いましたが、無理だったので背景に描いてみましたがよく分からなくなった;;(一発描き)背景が真っ白じゃ寂しいかと思って描き加えたらますます訳分からなくなりました(泣)
でもせっかく描いたので載せておきます・・・;

ちなみにブラックベリーのお話は実体験です。
イギリスに滞在してた頃ステイ先が田舎で、こんな道を通って学校行ってました~。
その写真を資料に描いてみましたがなかなか難しい;;


ではリトル・ベアー6話は続きからどうぞですv




*******************

 あの日から私とテディちゃんはよく出かけるようになった。
休憩時間の合間には林。土日のお休みの日は公園とかお買い物とかに、いつでもテディちゃんをカバンや胸ポケットに入れて連れて行った。行動範囲は限られていたけど、それでもテディちゃんは楽しいと言ってくれたので、私も嬉しかった。


 とは言ってもはた目に見たら女の子一人で出かけてるようにしか見えない。まさかテディちゃんが喋って、二人仲良くお買い物しているなんて誰も思わないと思う。ちょっと一休みしようとオープンカフェでアイスを食べているとテディちゃんがおいしい?と聞いてきた。


 「うん。やっぱり夏はアイスだよね。テディちゃんて何も食べられないんだっけ」

 「そう。ぬいぐるみだから」

 「何か飲んだりもできないの?」

 「当たり前でしょ」

 
 テディちゃんはあきれたように言って、私のなめているバニラアイスを見つめた。羨ましいのかもしれないけど、食べられないのだったら仕方ない。それにしてもテディちゃんが気の毒だと思った。物を食べたり飲んだりできないなんて、世の中の楽しみの半分を知らないようなものだ。匂いを感じたり景色を楽しむことはできるけど、それでテディちゃんは幸せなんだろうか。ぼんやりとコーンを持っていると溶けたアイスがだらりと手に落ちてきて慌ててなめた。


 夕方になったのでそろそろ帰ることにした。人気のない道で私はカバンからテディちゃんを取り出し、両手で抱えた。

 
 「ほら、テディちゃん。綺麗でしょ」

 
 オレンジ色に染められた夕日はだんだん下がっていっていて、山の間から半分だけ顔を出していた。テディちゃんは「わぁ」と歓声を上げ、嬉しそうに手を叩いた。


 「ねえテディちゃん、幸せ?」

 「何? 突然」

 「なんとなく。何も食べられなくて、喋れるだけであんまり楽しいことってないんじゃない?」

 「ぬいぐるみだから仕方ないわよ。こうして景色楽しめるだけで十分。それに喋ったり動いたりするのも結構楽しいしね」


 スフレちゃんは幸せなの?と今度はテディちゃんが尋ねた。幸せ・・・か。どういうことを幸せっていうんだろう。ママにもパパにもあんまり会えなくて、私はずっと寂しい思いをしてきた。でもそれは仕方ないことだと分かってる。先に自分から聞いたくせにいざ相手から聞かれると答えられなくて、私は目を伏せて言った。


 「・・・分かんない」

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