毎日の出来事をのんびり書いていきます
画像は以前伊丹の映画館で撮ったもの。
レディースデーということで今さらながら「真夏の方程式」観に行ってきましたー。
正直柴咲コウさんから吉高さんのバトンタッチでドラマはもひとつな感じだったのでどうかなーと思ってたんですが、前作「容疑者Xの献身」と似たテイストで良かったです。監督さんが同じだからか。
しかし入ったシアター3がらっがらでした;こんなことならもっと真ん中の席にしとけばよかった!
ところで今日は「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」発売日だったので買ってきました。なんちゅうぺらっぺらなCDなんだ!(これでも初回特典版らしい)
クドカン作詞の歌詞は相変わらず変なんですがキョンキョンが歌うと名曲に聞こえるんですよね(笑)不思議。
なんかミリオンセラーとかになって今年の紅白とかでキョンキョン歌いそうだなあ・・・。
では続きからネタバレ映画感想。
*************
大人気シリーズ「ガリレオ」の映画版第2弾。前作から5年経ってるそうです。
美しい海を誇る町、玻璃ヶ浦(はりがうら)の開発計画の説明会に呼ばれた湯川は川畑夫妻と一人娘の成実が経営する旅館、緑岩荘(ろくがんそう)に滞在することに。開発反対派として積極的に発言する成実は説明会の時に湯川先生と会っていた。そこには道中電車内で顔を合わせ川畑家の甥っ子恭平も来ていた。「ハカセ」と言って懐いてくる恭平をうとましく思うものの、なぜかいつものようにジンマシンは出ない湯川。
翌朝宿泊客だった塚原の遺体が発見され、捜査一課の岸谷たちも動き出す。しかし常識では考えられない不可解な点がいくつもあった。
いったいどうやって殺されたのか。そして15年前に起きたある殺人事件の謎とは・・・。
前作と同じくテレビシリーズみたいに謎が解けたらあのおなじみの曲が流れて福山さん演じる湯川先生が数式を書きまくるというシーンは一切ありません。吉高さん演じる岸谷さんとの絡みもあんまりなかったような。映画版で共通しているのは解いてはいけない謎に触れてしまった、という悲しさや切なさややりきれない気持ちかな、と思います。
容疑者Xの時もそうでしたが序盤で「この家族何かあるぞ」という風な半分ネタバレのような雰囲気で始まっていましたが、いい意味で裏切られました。
原作は読んでないので「次はどうくるのかな」と特に推理などせずに流れに身を任せて観てました。
ところでかなり早い段階で殺された塚原さんを演じてらっしゃったのが「あまちゃん」の勉さん役でおなじみの塩見三省さんでして
「わ、勉さんが殺されてる!!」
と思わずにはいられませんでした(笑)もう勉さんイメージが強すぎて・・・勉さん癒し。
あまちゃんで初めて塩見さんを知った気になってましたが、意外と見ている映画やドラマに出てらっしゃったようで、気づいてなかっただけなのか。母曰く名脇役さんらしいです。
しかし綾部の方で同志社出身とは知らなかったなあ。
湯川先生と子供のツーショットも新鮮だったなあ(子供に近づくとジンマシンが出るほど嫌い)。
恭平くん役の山崎光くんの演技がまた上手で見入ってしまいました。海の中が見たいけど色々と障害(そこまで泳げないとか船に乗ると酔うとか)があって見れないというのでそれが見られる装置(?)を作ってあげて「これで夏休みの自由研究が書けるだろう」って言う湯川先生が優しい。ほんとに子供だめだったの?って思うほど優しい(笑)汗だくで材料買ってきてるし。
1人で水中映像を見入ってる恭平くんに「僕にも見せてくれないか」と言うも夢中で聞いてないので、とりあえず気が済むまで見せてあげるシーンとかなんか可愛かったです。
しかし微笑ましいシーンでほのぼのするのも束の間、どんどん川畑一家の謎を解き明かしていく湯川先生、
「もう湯川先生気づいてるよ」
と漏らす旦那さん。
家族全員が抱えている秘密というのが家族の誰が殺したかという単純なことじゃなくてなんかいろいろ入り込んでて見ていて辛かったです。殺人はもちろん罪なことだけどこれはこれで仕方なかったんじゃないかなあ・・・と。自白によって川畑夫妻は捕まってしまうけれど真実はまた違っていて・・・。
最後成実さん演じる杏さんが泣き崩れるシーンも見ていて切なかったです。
身内以外で真実を知っているのは湯川先生と岸谷さんのみ(多分)。
「罰を受けようと思います」
と湯川先生に告げる成実さんに「実は恭平くんも無意識のうちに罪をかぶっている」と衝撃的な一言を言う湯川先生。
「いつか恭平くんもそれに気づく時が来る。その時は包み隠さず話してほしい」
でもこの時点で恭平くんは何かおかしいことに気づいていたのでした。もう東京に帰ってしまう湯河先生を必死に探して
「僕、花火しちゃいけなかったの?」
と尋ねる恭平くんに珍しく優しい言葉をかけて夏休みの自由研究に、と先日実験したレポートらしきものを渡す湯川先生。
「忘れるな。君は1人じゃない」
家族やそうじゃない絆などが含まれているせいか、前作よりも切ない終わり方になっていた気がしますが、見ごたえは十分ありました。公開されてしばらくは観に行こうかどうしようかためらってたんですが観に行ってよかった。
夏の終わりを告げるようなエンディングだったと思います。
福山さんいわくもっと続編を作ってほしいということですが、個人的にはテレビシリーズは柴咲コウさんの方がいいなあ・・・と思います。吉高さん好きなんだけどなんか違うんだよなあ・・・。
でも映画化の時はどっちが出られてもいいですが(おい)。
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