さっくりあらすじを書くと中学時代いじめられっ子だった女の子、真緒が10年後仕事もできるいい女になって主人公、浩介の前に現れる、という少女漫画みたいな話（原作は小説）。2人は結婚して幸せな生活を送り始めるけれど真緒にはあつ不思議な秘密があった、というラブストーリーでありファンタジー。

早速ネタバレしてしまいますが真緒は猫。

猫は中国語だと「マオ」と呼ぶらしいです。
ネタバレ知ってる上で見に行ったので当然彼女の秘密はいったいなんなんだろうと考えることもなく、いつになったら秘密がばれるのか？そして猫はそんなに長く生きられるのか？という疑問だけ浮かべながら見てました。終盤人間になって12年経つということが分かり、ああそれならそのくらいは生きられるかな・・・と納得したり。

浩介役の松潤、さえない役だったようですが全然そんな風に見えなかった（笑）あれでモテないというほうが不自然。真緒役の上野樹里さんはのだめのような感じでしたが、仕事はバリバリこなすしおしゃれだし可愛かったです。中学時代の2人も可愛かった。脇役の玉山鉄二さんや谷村美月ちゃんも魅力的なキャラクターで素敵でした。あと夏木マリさん魔女役（ですよね多分）ぴったり（笑）

個人的にはあまちゃんの俳優さんたちがたくさん出てらっしゃったのでそこに食いついて観てました。

野間口さん
塩見さん
安藤さん
田中さん
小藪さん

まあ小藪さんは「君でもスターだよ！」だけの出演でしたが、塩見さんは真緒のお父さん、安藤さんはお隣さんの役だったのでちょくちょく出てこられましたし。
「勉さーん！」とか「栗原ちゃーん！」とか思いながら見てました。マニアックだな！あとこのうち2人はＮＥＯの俳優さんでもあるんですよね（更にマニアック）。

まあそれは置いといて・・・本編ですがほんとに陽だまりのようにあたたかい映画でした。
真緒が猫だと分かる伏線は分かりやすいな～と思いましたが。これで猫だと分からない人っている？って思うほど分かりやすい（＾＾；）勉強できない割に運動神経は抜群だとか、お魚好きだとか、猫舌だとか、髪が大量に抜けたりとか。原作は低評価のものも多かったみたいですが映画の評判はいいみたいですね。

ただ最後のオチ、真緒に関わったすべての人の記憶がなくなってしまって真緒も消えてしまってから再び浩介の前に現れた真緒のような女性。
これは単に真緒に似た人間なのかと思ってたんですが、パンフレット見たら結婚指輪のネックレスしてる・・・？え、また人になって生まれ変わってきたの？早くない？猫は9回生まれ変われるってことだったけどひょっとしてこれ9回繰り返す気なの？浩介が死ぬまで続ける気なの？だとしたらなんという鬼畜な・・・と普段映画観てそんな風に思うことないんですが思ってしまいました；


まあそれはご想像にお任せしますということなんでしょうけど、真緒とは違う別人だと思いたいですね。
ちょっとモヤモヤが残った映画でした（＾＾；）