水沢めぐみ先生トークショー

ショップで買ったポストカードと整理券。
他にもレターセットとかクリアファイルとかありましたが、今月出費が多くてお財布が寂しいことになってるのでポストカードのみにしました；

昨日は京まふの限定チケット買いに朝早くから京都マンガミュージアムへ行ってきました（数量限定とのことだったので早めに・・・）。
無事買えたのであとはミュージアム内に入って有頂天家族展見たら帰るつもりだったんですが、ちょうどこの日午後から水沢めぐみ先生トークショーがあったので聞いて帰ることに。
水沢先生のコミックは1冊も持ってないし、姫ちゃんのリボンは見てたけどあまり記憶にないという特にファンでもないんですが（おい）有名なのとさくらももこさんのコミックスに時々名前が登場するのもあって知っているのは知っていました。

しかし10時に着いたのに2時まで時間つぶすのはきついのでは・・・と思っていましたがなにせ漫画がわんさかあるので結構あっという間に時間になりました。主に少女漫画コーナーにいて持ってないいろんな先生のコミックス読み漁ってました。秋本奈美先生の「ミラクルガールズ」とか、あゆみゆい先生のコミックスいろいろとか懐かしい漫画が盛りだくさん。
椅子も結構置いてあったのでじっくりいろんな漫画が読めて楽しかったです。


では続きからトークショーレポ。
簡単にまとめるはずが覚えてる範囲のこと書いてたらなんか長くなってしまいました；

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
1時半くらいに漫画ミュージアム１階の多目的ホールへ。

漫画ミュージアム入る前から「水沢先生のトークショー整理券配布の関係で混みあっております－」と呼びかけられてたのでそれなりに多いだろうということは予想してましたが、30分前から既に前方の席いっぱい！；
前から3列目か4列目あたりの真ん中あたりの席に座って待ってました。

２時頃水沢先生登場。
髪型は黒髪のボブスタイルで、白いパフスリーブのトップスにひらひらしたベージュのスカート、足元は白いハイヒール？という清楚なお洋服でいらっしゃいました。漫画の雰囲気そのままな感じの清楚で可愛らしい方でしたｖ
帰ってから知りましたが、年齢そんなにいってらしたとは！；10歳くらいお若く見えました・・・。

予告では「トウ・シューズ」の話を主にされるような書き方がされていたが、デビューから今に至るまでの話が事細かくされていた。
バレエ漫画と関係があるのかは分かりませんが、実際バレエを１５年間続けてらっしゃるんだとか。他にもフランス語やお花を嗜んでらっしゃるという多趣味な先生。
ちなみに娘さんが２人いらっしゃるそうで、バレエ漫画を描かれたきっかけは娘さんのお友達の家にあった可愛らしいチュチュを着た人形（だったかな・・・）。可愛らしいチュチュはもちろんですが先生レオタードとか、その下にスカート穿いたり、Tシャツ着たりしているシンプルな服装も可愛くてお好きなんだとか。

１５歳で準りぼん大賞受賞。
投稿時中学生だったけど発表されたのは高校に入ってから。連絡先を書き忘れていてりぼんに載る時初めてデビューしたことをお知りになったんだとか。授業中にペン入れまですることもあり、墨汁を床にひっくり返してみんなで相似するハメになったこともあったという笑い話もありました（笑）
最初はご本名で投稿していてこのまま本名でいくつもりだったけど、あまりにも普通なので数日でペンネームを考えるよう編集さんに言われる。あーだこーだ考えられてたそうですが、妹さんが描いていた漫画の登場人物「水沢めぐみ」から（「お姉ちゃんこれ使え」と言われた）を拝借されたそうです（笑）ちょうど少女漫画家らしくていい！ということで・・・。

高校に通いながら連載されていたり。「ポニーテール白書」とかそうだったかな。
浪人中とか大学に入ってからも連載。大学はなんと早稲田！卒論は卒論＋挿絵を描いてなんとか通してもらったそうです。すごい卒論だな。そんな先生の挿絵付きの卒論なんてレアでしょう！
「空色のメロディ」のペンダントはラピュタの飛行石を意識しておられたそうで、当時読者さんにつっこまれたそうです。内容もなんとなくラピュタっぽい感じになったんだとか。

「姫ちゃんのリボン」はちょうど子育てをしている頃描いたものなので、姫ちゃんの着ている服は娘さんに買っていた子供服が多い（少し大人っぽくアレンジしたものもある）とのことで。アニメ化を前提として描いていたので制服はアニメーターさんが描きやすいシンプルなものなど工夫を凝らしていものの、しばらくアニメ化の話は来なかったそうで。
あとポコ太は初期はスマートだった。カラーページで１度黄緑に塗られたのが載ったことがあるそうで（笑）見られなかったけど。
漫画はカラーページ以外白黒だからともかく、アニメの姫ちゃんは１人だけ金髪なのでヤンキーのように見えたとか（笑）。最初校則でひっかかりそうなので、リボンの大きさは控えめにしていたけど徐々に巨大化していったという話も。
先生は中学生の女の子を描くのが好きだそうで。大人でもなく子供でもない一番きれいな時だからだとか。

主にスライドに昔のりぽんや付録（先生の私物）などを映し出しながらのトークでした。
付録は毎回担当さんなどと一緒に考えて決めていた。チェック柄なども手描きで何パターンか描いたものを使った。姫ちゃんは作中ではボーイッシュな格好が多いので、逆に付録ではラブリーな衣装を着ていることが多いという話などなど。
アシスタントはしに行くというよりしてもらうことの方が多かったそうで特に吉住渉先生。水沢先生は「ちびまる子ちゃん」の「まるちゃん自転車に乗る」ではアシスタントで自転車を描いたんだとお話されてびっくり。
岡田あーみん先生とも仲がいいらしいです。よく付録にちょこちょこ出てくるあーみんの絵を指摘されてました（りぼんキャラのトランプはあーみん先生のがババ）。

残り30分くらいで質疑応答の時間。皆さんよく手を挙げてらっしゃいました。
一般のお客さんに混じって当時のりぼんの編集さん（？）も来られててお話されてたり。

Q　漫画を描く上でのこと。
A　とにかくいろんな経験を積むこと。

Q　キャラの名前はどうやって決める？
A　じっとキャラを見て、この子に合う名前が思いつくまで見続ける。もしくは名づけ辞典や、懸賞当選者の名前を使うこともある（笑）いい名前を聞いたらメモしておく。

ところで母親の苦労を知っているので、娘さんはどちらも漫画家にはなりたがらないそうです（笑）
あと昔５０円の豪華少女漫画家の同人誌を作られたそうで。他にも売ってはいないけど合作イラストを描いたこともあるんだとか。

他にもいろいろお話されてましたが、覚えてる範囲だとだいたいこんな感じの内容でした。
最後は拍手でお見送り。
てっきりトウ・シューズの話ばかりかと思ってましたがいろんなお話が伺えてすごく濃い2時間でした。水沢先生お疲れ様でした！あと見そびれましたが、ミュージアム内にある漫画カフェ（？）の壁に先生直筆の姫ちゃんのイラストが描かれてるそうです。また行く機会あれば見に行こう。トウ・シューズの原画は見てきたんですけど。


カメラも入ってたので京都新聞に載るのかと思ってましたが載らなかったなあ。
また後日載るのかな。